コロナ禍で帰省も諦めた今年のお盆休み、さすがに全くどこにも出かけないとなると精神衛生上も良くないので、近場の観光地に日帰り小旅行をしようと思い立ち、お手軽な奈良日帰りツアーを敢行しました、旅行のテーマはプチ贅沢。
先ずは奈良への移動もテーマに忠実に近鉄特急『ひのとり』のプレミアムクラスに乗車(ひのとりは今年の3月に鳴り物入りでデビューしたものの、折からの新型コロナウイルス感染の影響で完全に出ばなをくじかれてしまった新型特急です)
鶴橋から大和八木までの30分弱でしたが、ラグジュアリーな気分で過ごせました。大和八木から2駅移動して橿原神宮と神武天皇稜を参拝し再び近鉄で奈良市内に向かいます。
日帰りツアーのメインイベントと言えば、お昼ご飯ですよね! 時節柄、鰻を食べようと思い老舗料亭「菊水楼」の離れにある「うな菊」を予約しました。
趣のある門を抜けて中庭を通り過ぎると、奥に「うな菊」の暖簾が見えます。
靴を脱ぐのかなと思いきや、靴を履いたままお入り下さいとの案内板がありそのまま中へ。坪庭を横目に廊下の奥の座敷に進んでいくという料亭らしい風情です。
いよいよお食事、とその前に食前のビールで猛暑なか近鉄奈良駅から歩いてきた喉の渇きを潤して(地元のクラフトビール、奈良麦酒のペールエールを注文)鰻はオーソドックなうな重を注文しました。
荒池越しに木立の間から見える奈良ホテルを眺めながら、脂ののった柔らかい鰻を頬張る、美味しい地ビールをゴクリ...まさに今回のテーマのプチ贅沢を満喫するランチタイムでした。
食後の腹ごなしに近くの春日大社を参拝、近くといっても一の鳥居から拝殿までは往復2Kmとなかなかの距離です、戻ってくる頃には汗だくになっていました。途中にはたくさんの鹿がのんびりと、そしてウロウロと。中でも角切り前の雄鹿の神々しくも美しいフォルムはいつ見ても素晴らしいです!
最後に奈良ホテルのティーラウンジに寄り、優雅な空間でアイスティーを頂きながら寛いでいると、すっかり汗も引き、日も傾いて少し暑さが収まってきたところで、帰りは大阪難波行きのアバンライナー(標準的な特急列車)にて家路につきました。
日帰りで十分堪能できる伝統と格式、今回のツアーまぁまぁイケてませんか?
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