コロナ禍で連休があっても旅行にも行けずストレスが溜まっている方も多いのではないでしょうか?
そんな訳で管理人は、日帰りで小旅行気分を味わえる場所を見つけるため週末の1日を利用してお出かけをしてみました。第1回は、初回からエラいマニアックやなぁと言われそうですが「幻の姫路モノレールを探訪してみよう」という、かなり鉄オタ寄せの企画です。
まずは阪神の大阪梅田駅から阪神電車と直通している山陽電鉄に乗り、片道1時間30分ほどかけて姫路に向かいます。姫路の観光スポットと言えば、言わずと知れた世界遺産の姫路城、今回はその姫路城には目もくれず姫路モノレールの展示室がある手柄山中央公園に向かうというのが肝です!
山陽電鉄の終点、山陽姫路駅の1つ手前にある手柄駅で電車を降りて10分ほど歩くと手柄山中央公園が見えてきます。公園内には水族館や植物園、スポーツ施設などがあり、姫路市民にとっては近場で1日過ごせる憩いのスポットのようです。
早速、モノレールの展示室に向かいました。姫路モノレールは1966年に開催された姫路大博覧会のメイン会場だった手柄山中央公園と姫路駅を結ぶ会場アクセスとして建設され、ゆくゆくは臨海部の播磨工業地帯まで延伸して姫路市内の主要交通インフラとなる計画でした。しかし、実際は博覧会終了後の乗客数が全く伸びず、開業から僅か8年の1974年に運航休止となり、その5年後の1979年に正式に廃線となった幻のモノレールです。
姫路モノレールの展示室は、公園内の手柄山交流センターの一角に設けてあり、当時使用されていた実物の車両や博覧会のジオラマ、駅の様子を再現したスペースなどが展示されていて入場無料でした。
公園に隣接して(公園の一角に、の方が正しいかも)ひめじ手柄山遊園という遊園地があったので外から覗いてみると、観覧車やプール、ウォータースライダーなどが見えるのですが、観覧車は動いてないしプールの水は抜かれていてスライダーもかなり劣化している様子、あれっ、と思い正面ゲートに回ってみると「9月6日をもちまして閉園することになりました」と書かれた看板が立っていました(8月30日に行っています)。
先日、報道されていた豊島園の閉園もそうですが昔ながらの遊園地が次々と無くなっていくのは寂しい限りです。気を取り直して、ここからは廃線になったモノレールの遺構を辿りながら姫路駅に向かうことに。
手柄山中央公園から山陽姫路駅までの1.6㎞ほどの間には今でもモノレールの橋脚の一部がところどころ残っています、この痕跡に沿って駅までの道のりを開業当時の賑わいを想像しながら歩きました。
炎天下を歩いていたので、JR姫路駅の方の駅ビルにある抹茶専門のカフェ『nana's green tea』に入り、ちょっと休憩。
窓際のカウンター席に座り、正面に国宝姫路城を眺めながら今日1日の写真をブログに使えるように整理をしていたら、いい時間になったのでJRの新快速に乗って姫路を後にしたのでした。
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