大津京 ~後編~

坂本比叡山口を後にして、びわ湖浜大津に戻る途中に近江神宮前で下車しました。

近江神宮は競技かるたの名人位・クィーン位決定戦や高校選手権などが行われる、競技かるたの殿堂と呼ばれる所で映画『ちはやぶる』のロケ地になっています。

今回のテーマ大津京をひらいた天智天皇が祀られているお宮であり、ちょうどこの周辺が大津京跡です。

ここからは、徒歩で寄り道をしながらびわ湖浜大津駅に向かいました。

 

しばらく歩いて見えてきたのが三井寺(正式名称は長等山園城寺)、天台宗門の総本山です。

一般的にはそれほど知名度が高いお寺ではありませんが、国宝を10点、国指定重要文化財が52点と多くの貴重な文化財が残された史跡です。

三井寺のすぐ隣には、琵琶湖疎水がありました。

 

琵琶湖疎水と言えば琵琶湖から京都に水を通すため明治時代に作られた水路として、蹴上発電所のある京都の東山あたりが有名ですが、その大津側です。

水源である琵琶湖と疎水を仕切る水門があったりと、個人的にはこちら側の方が魅力を感じます。

琵琶湖疎水の水門から10分ほど歩き、びわ湖浜大津まで戻ってきたのが午後3時ころだったので、ちょっと休憩で大津市民会館にある『マドカフェ』へ。

店内のメニューを見る限りではワッフル推しのようですが、今回はスルーして飲み物だけにしました。

窓に向かったカウンター席からは、湖畔の公園越しに琵琶湖を望むことができます。

 

抹茶ミルクフォームラテを頂きほっこりしたら、けっこういい時間になっていたので、びわ湖浜大津駅から京津線で京阪三条まで戻り、そこからはお得意の京阪プレミアムカーで大阪に帰りました。

緊急事態宣言が解除されたとは言え、まだまだ気軽に日帰り観光に出かけられる状況ではありませんが、はやく戻ってほしいと思います。