昨年の5月にオープンした箕面市立船場図書館に行ってきました。大阪大学が指定管理者となって大学の付属図書館の機能も兼ね備えるという、全国でも珍しいスタイルの図書館です。
このようなスタイルになった背景には北大阪急行電鉄の延伸、それに伴う新駅予定地周辺の再開発が主な要因としてあるようです。
北大阪急行は千里中央駅から箕面市の萱野地区へ2.5㎞ 路線を延長する工事を実施中で、2023年度中の開業を目指しています。その延伸路線の中間駅にあたる箕面船場阪大前駅の周辺の開発も箕面市と連携して進めており、駅名が示す通り大阪大学の外国語学部も同じ箕面市の彩都地区から昨年の4月に移転してきました。
新路線の開業に先行して、駅の予定地周辺には大阪大学外国語学部のキャンパス、大学の図書館機能も兼備した市立図書館、そして図書館と一体となった文化芸術劇場が既に稼働しており、駅前広場も整備工事が進行中という状況で、北摂屈指の文教エリアが形成されつつあります。
とりあえず図書館に入ってみました。最近の図書館は、単なる本を読んだり借りたりするだけの場所ではなく、知識や情報を軸にしたコミュニティスペースという概念で設立される傾向があるようです。
こちらの船場図書館にもカフェが併設されていて、お茶を飲みながらゆったり過ごすことができる空間が確保されていました。
カフェと図書館の閲覧席のエリアとは一部がガラス壁で仕切られているだけで、壁が設けられていないところからは自由に行き来でき、とても開放感があります。
お店の名前は『アロハカフェ パイナップル北摂焙煎研究所』、箕面市内の桜ヶ丘に本店があるようです。
折角なのでカフェオレを注文し、お茶を飲みながらの資料作成。ちなみにお店に直接入れる入り口があるので、図書館を通らずにカフェだけ利用することもできます。
駅ができるまで、まだまだ時間があるので公共の交通手段は当面バスのみ。現時点では決して立地条件が良いとはいえませんが、近くに『ビーバーワールド』という天然温泉の水春を核に飲食店やゲームセンター、スポーツクラブなどが入っている複合施設があり、ビーバーワールドが運行する無料シャトルバス(千里中央往復)を利用するという裏技もあります。
駅前広場の完成後のイメージパースです。実は豊中市でも現在、中央図書館の建設が検討されており、文化芸術センターや野球場、体育館などスポーツ施設が集まり文教地区と位置づけられる曽根は有力な候補地の1つとなっています。
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