千里緑地

 

Google map を見ると豊中市の北端、新千里北町付近から新御堂筋に並行するように『千里緑地』と呼ばれるグリーンベルトが、二ノ切池公園を経由して東泉丘小学校の辺りまで、南北に連なっているのがわかります。

大半は人が入り込める余地のない緑地帯なのですが、一部公園として整備されている箇所があるので行ってみました。

 

 

今回訪れたのは千里青雲高校の西側のエリアです。

中央環状線に面したところに公園の入り口があり、ちょっとした遊具や東屋が設置されていました。

 

 

1970年代に千里丘陵が大規模に宅地開発された際に住環境を考慮して意図的に残された緑地帯ということなのでしょうか、周りは閑静な住宅街が広がっています。

 

 

千里と言えば竹林のイメージがありますが、千里緑地の中にも多くの竹林を確認できます。公園内の遊歩道を南に向かって歩いていると「島熊山窯跡」という看板を見つけ、行って見ることに。

 

 

案内に従って歩いて行くと、かつてこの地に登り窯があった旨を記す掲示版がありましたが、ぱっと見どれが登り窯の跡なのか分かりませんでした。

 

 

緑地自体はまだまだ続いていますが、遊歩道がここで途絶えているため、一旦緑地の外へ出て緑地に沿って伸びる細い生活道路を進んでくことにしました。

 

緑地の管理は民間の団体が自主的に行っているようです、その旨を記す看板が設置されていました。

 

 

緑地に沿った道をしばらく行くと少し車通りの多い上野新田線と交差し、道路の向かいには二ノ切池公園が見えてきます。

 

 

二ノ切池公園は文字通り二ノ切池に隣接した公園で少年野球場と2年前にリニューアルした温水プールがある、豊中市内では中規模の公園です。

 

千里緑地はここで一旦途切れますが、公園の南側を流れる天竺川を渡ったところから再び姿を現します。

 

 

ここからまた、緑地に沿って小径が続いていて緑を眺めながらのんびり散歩するにはちょうどいいスポットでした、ここは豊中市が薦める『とよなか散歩道』のひとつとなっています。

 

 

途中、腕を組んで歩くご夫婦と思われるお二人とすれ違い、思わず素敵な後姿を撮っていました。