北急 タイムトリップ プロジェクト

 

大阪・関西万博 2025 の開幕まで5ヶ月を切ったこのタイミングで、1970年の大阪万博のアクセス路線として開業した北大阪急行電鉄。

EXPO’70 当時の様子を伝える展示が千里中央駅の中央改札口のコンコースに設置されています。

 

 

北大阪急行電鉄は元々、1970年の日本万国博覧会(大阪万博)のアクセス路線として阪急電鉄、大阪府などが出資して設立された鉄道会社です。

 

万博開催中は今の千里中央駅よりも南側、中国縦貫自動車道と新御堂筋の交差するあたりに仮駅舎があり、そこから東へ向かって終点の万国博中央口まで線路が敷設されていました。

 

 

万国博閉幕後、会場線千里中央(仮駅) - 万国博中央口間が廃止され、現在の千里中央駅が開業。会場線廃線跡のうち地上部分は中国自動車道上り線に転用され、トンネル部分は資材置き場とまりました。

 

また、万国博会場への大量な旅客輸送での収益で建設費を償却できたことに加え、会場線の撤去費用は跡地に中国自動車道の建設が決定済みだったので国が負担し、北大阪急行としてはほとんど支出が無かったため、現在も初乗り運賃100円という関西の鉄道会社の中で最も低価格な運賃を維持できているそうです。

 

 

展示スペースには当時の写真や実際に使われていた駅の銘板、制服などがあります。

 

 

何かと批判の多い大阪・関西万博2025ですが、やるからにはEXPO'70の時のように大いに盛り上がって、成功してもらいたいものです。